白いユキ

*伸「ノブ」




ユキ。



僕の大切な人。



こんな気持ちになるはずじゃなかった。



いつもずっと見守っていこうと…あいつと約束したから。



だけど、君に近づけば近づくほど僕は、どうしても君を思わずにはいられなかった。



それは、許されないことなのに…



抱きしめるたび、理性と感情がぶつかり合って…苦しくて─



あいつがいなくなってからなおさら思いは強くなった。



僕は君を傷つけたくないのに…



真実を知ったら、君はどうなってしまうんだろう…。



僕たちは、どうなってしまうんだろう…。







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