白いユキ
*滞り「トドコオリ」
次の日は朝から雨で
あたしは窓から見える雨の雫を眺めて、ため息をついた。
はぁ……
あたしの心はずっともやもやしたままだ。
昨日父は仕事で、家には帰ってこなかった。
あたしは聞きそびれていた。
でも、父に聞いて…父は答えてくれるだろうか。
ずっと隠してきたようだから…きっとはぐらかされるんじやないだろうか。
はぁ……
あたしは、昨日から何度目になるかわからないため息をついて、家を出た。
*