白いユキ




自分の気持ちをたしかめないまま



ずっと二人を選ぶのが怖くて



わかっていたのに

気づいていたのに



大切な物は、二つあったから



壊れるのが怖くて

なくすのが怖くて



自分を誤魔化して、偽って、嘘をついて…



そして二人を傷つけている。







こんなひねくれたあたしを、もう好きになんてなってくれないかもしれない。







泣いても泣いても、晴れない気持ちがある。




それに気づいた時



あたしは、いったい誰に後悔しているのか、わかったんだ。









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