白いユキ
本当のことをいつも言ってしまった。
黙ってあたしの気持ちを受け取ってくれていた。
大人で、いつだってあたしのわがままに何も言わず…そうしてくれた。
あたしの自分勝手な考え方に振り回されても
何も言わずだた、あたしを見ていてくれた。
のぶについたのは、
優しい嘘。
ナツに言ったのは
酷い現実だった。
あたしはずるい女だ。
でも、願わずにいられない。
会いたいって。
「会いたいよ…ナツ‥。」
*