白いユキ





本当のことをいつも言ってしまった。



黙ってあたしの気持ちを受け取ってくれていた。


大人で、いつだってあたしのわがままに何も言わず…そうしてくれた。



あたしの自分勝手な考え方に振り回されても



何も言わずだた、あたしを見ていてくれた。








のぶについたのは、


優しい嘘。



ナツに言ったのは



酷い現実だった。






あたしはずるい女だ。







でも、願わずにいられない。















会いたいって。










「会いたいよ…ナツ‥。」







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