白いユキ





独りになるとナツのことばかり、考えてしまう。


寂しくて寂しくて



一人じゃ眠れなかった。


ナツに抱きしめてほしい。



ナツの笑顔が見たい。



ナツの優しい声。



甘く耳元で囁く声。




ユキって。




募る思いにもう、泣くことしか出来なかった。







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