白いユキ





毎日、毎日眠れずにいた。





一人きりのベッドは寂しすぎて



居もしない相手を



背中に感じるはずの温もりを探してしまう。




ベッドの隣に手を伸ばして、居もしない相手の温もりを感じようとした。



手の平を通して伝わるひんやりとした現実に、



あたしは毎日打ちのめされる。










だだ涙しか出なかった。







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