白いユキ
[side関口伸──‥]
ぼくは、何をするつもりだったんだ……。
あの時、
あいつとキスをするユキを見た時から
ずっと…苦しかった。
ユキが憎かった。
愛しければ、愛しいほど
どんどん憎くくなっていった。
今、目の前にいる君を見ていたら、
止められなかった。
あいつに見せているだろう
僕の知らないユキを見たくて─
あいつにだけは見せている
僕の知らないユキを知りたくて……
抑えられなかった。
「…好きな人がいるの。」
そう言ったユキを見た時
自分が抑え切れなかった。
*
ぼくは、何をするつもりだったんだ……。
あの時、
あいつとキスをするユキを見た時から
ずっと…苦しかった。
ユキが憎かった。
愛しければ、愛しいほど
どんどん憎くくなっていった。
今、目の前にいる君を見ていたら、
止められなかった。
あいつに見せているだろう
僕の知らないユキを見たくて─
あいつにだけは見せている
僕の知らないユキを知りたくて……
抑えられなかった。
「…好きな人がいるの。」
そう言ったユキを見た時
自分が抑え切れなかった。
*