白いユキ



ナツは店で一番人目を引いていた。



恐ろしいほどの綺麗な顔立ちで、キツい性格が外見ににじみ出ている─



そんな男だったから─



あたしも気にせずにはいられなかった。



「…ええ、そうだけど─」


平静を装って答えたけど、動揺がバレないかと内心冷や冷やしていた。


ナツはあたしのモロタイプだったから─



「隣、いいかな?」


「いいよ。」



そう言ってあたしは、隣に座ったナツをチラッと見た。






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