白いユキ
あたしは、
ナツには、のぶと付き合い始めたこと、
のぶと一緒に暮らしていることを、伝えていた。
ナツには、別に、隠す必要は、ないと思ったから。
ナツの返事は、
「そう。」
と、それだけ。
その返事に、どういう意味があるのか?
あたしには、わからなかったけど、
あたしの、恋人ではないナツが、のぶとの関係を、とやかく言うことは、ないはずと、そう思っていた。
とにかく、ナツには、
AYAが、いるんだから…
あたしのことが嫌になれば、
そこに、戻ればいい。
*