白いユキ



のぶと一緒にいると、


あたしは、すごく安心できた。





手を握って、ただ、


隣に、座っているだけで、あたしは、優しさに満たされていた。



あたしは、


この、幸せを失いたくない…そう思うようになっていた。



つないだ手を通して、



のぶのあたしを見つめる瞳をとおして、



彼の、あたしへの愛情を感じることができる。


それが嬉しかったから…







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