ペロ

〔 ノリコ

僕は、君に謝らなくてはいけない。

僕には、家庭を捨てる勇気なんて、始めからなかった。

ただ、君の優しさに甘えていたんだ。

ちゃんと会って、謝りたかったのに

その勇気さえない俺を、許してくれとは言わない。

ただ、本当にすまなかったと思っている。

ごめん。 』








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