続きは、このままで…


どれだけ、ツマラナイ人生を送っていたのか。




どれだけ、何にも価値の無い人生を送っていたのか。




今までどれだけ、こんな風に笑ってきたのか。




今までに何回、悲しみの涙を流してきたのか。





考えれば考えるほど、“実”が無い人生だったんだ・・・







話を終えると、続きとなっている社長秘書室で待機する私。




「本当に、今日はどうしたんです?」


「いえ…、ちょっと・・・」


佐田さんには申し訳無いけど、何も言わなかった。





主様に話が伝われば、すべてがダメになる気がしたから・・・





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