続きは、このままで…
ううん…、コレに惑わされちゃダメ・・・
仕事とはいえ、ムッとした表情を隠すことなく膝枕をすると。
「それで・・・
眠る前に、どういう事かご説明下さいます?」
「オマエ…、いつにも増してツンケンしてんな?」
スパイ紛いの仕事のうえに、後藤家の洗濯機の私が結婚?
「社長には言われたくありません」
「性格まで最悪かよ、オマエ」
「そのままソックリお返しします」
この噂が飛び出た発信源は、間違いなく此処しかない。
私は毎日、目立たないようにヒッソリと社内で過ごしているから。
仕事のためでもあって、保身術だったのだ・・・