続きは、このままで…



一年以上前に、佐々木さんという女性とのひと悶着のあと。




すっかり派手だった女性関係を、バッサリと断ち切ってしまった主様。




あんなに欲望任せに女性を蹂躙していた人と、同一人物だとは思えなくて。




陰ながら心配して、それなりに心を痛めていたというのに…。





“とりあえずヤらせろ”


“・・・は?”


それほど彼女に夢中だったのか、それとも女嫌いになったのか。




突然すぎる主様の勝手な命令以来、私には仕事が増えていた。




仕事に身を捧げて生きる事が、私の生き甲斐。




何でも卒なくこなして、立川のご先祖様に倣って生きていく。




主様のお傍で、辛くても構わないから・・・





< 59 / 63 >

この作品をシェア

pagetop