もう一人のあたし~鏡の世界~
「授業終わり!委員長号令!」


「起立!礼!」


《ありがとうございました》


挨拶が終わると共にクラスの人があたしの周りに集まって来た


「椎田さん!前はどこの学校だったの?」

「誕生日は?」

「得意なことは?」


キャー!質問攻め~!


「前は櫻葉高校で誕生日が10月5日で得意なことは勉強かなぁ…」


「勉強?!凄~い!」


「亜美さん、そろそろ学園を回りましょうか?」


「はい美依さん、みんなゴメンね!案内終わったらまた話そ!」


「いいよぉ!いってらっしゃい!」


パタパタ…
「ここが音楽室、向かいが理科室よ」


「うわぁ…広いなぁ…ちょっと疲れたかも…」


「あらら、大丈夫?」


大丈夫じゃない…覚えれるかなぁ…?


「美依様、…どうしますか?」


「…にしといて…計画…ため…」


「かしこまりました」


「?美依さん?どうしました?」


「い…いえ何でも無いですわ…あと、今日…もう帰っていいのよ?」


「そうなんですか?それでは今日は一足先に帰りますね」


…変なのもう帰っていいんだ
んじゃ帰る


「さようなら」


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