マリン・ブルー
女性はしびれを切らしたように少女に向かって言った


「‥ひっ‥ひっく
だ‥だって‥いや‥なんだもん」


怒鳴られた少女はベットから起き上がり目を赤くしながら答えた


小さな顔に透き通るようなマリンブルーの大きな瞳

腰まである淡いブロンドの髪は軽くウゥーブがかかっていてキラキラと輝いている


「いつまでもそんなこと言っててもしょうがないでしょう?」


「‥っつ‥なんで私が‥
なんで私があんなやつと結婚しなくちゃならないのよ」


「だって見初められちゃったんだからしょうがないでしょう?
王子の命令は絶対だもの‥」


そう言う女性の顔はどこか切なそうだ
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