マリン・ブルー
「マリン!
今日迎えが来るって言ってたからさ!‥大丈夫?」


「‥ルビー」


ルビーの心配そうな顔を見てマリンの目から再びポロポロと涙がこぼれた


「‥なんで私なの?私にだって恋をする権利くらいあるでしょ?」



「マリン‥でもこればっかりはしょうがないよ‥
マリン人魚の中じゃずば抜けて可愛いしあの皇子には逆らえないよ‥」



そう‥

マリンはここルルド海を取り仕切る、海の王の息子カイト第一皇子と結婚することになっていた


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