ジャス

「…一つ聞いて良いか?」

「何だ。」

「…あんたも、この星の生命体じゃ無いのか?」

「ああ、そうだ。…俺も化け物だ!!」
 ジャスが踏み出した!!

 目にも止まらぬ攻撃が彩音を襲う。彩音も必死に攻防する。

「す…凄い…」
 新太郎は漠然とその様子を伺う。

 ジャスと彩音、二人の攻防は続く。

 だが徐々に均衡(きんこう)は緩み始める。

「やるな、流石。…だがそれだけだ。俺には勝てんよ!」
 ジャスの峰(みね)打ちが、彩音の左手を叩いた!

「きゃーっ!」
 叫ぶ彩音。その手から銀河の至宝が転げ落ちた。

 ジャスが地上に着地した。

「…石!」
 新太郎は地上に転げ落ちた銀河の至宝を慌てて拾い受けた。
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