天然水
「どこ行く?
俺ん家にする?
毎回だけど‥」

『いいよ~』

デートと言っても
毎回、達也の家に
なるんだよね。

行きたい所なんてないし


達也の部屋に
入った瞬間、
いきなり抱きしめられた

「マジで会いたかった」


そう言ってベットに
押し倒されキスされた。

何も考えられなくなって
しまうほど深く達也の
舌が絡んできた。

んー‥‥

そのまま達也に
身体を許した。

十分すぎるほど
満たされた気持ちになり
久しぶりに
幸せだと感じた。

終わった後も
達也は私の横で
腕枕してくれた。


「好きだよ
卒業したら
一緒に暮らさない?

俺、姫奈いないと
やっていけないぐらい
好きになったみたい」

嬉しかった。

泣きそうだったけど
我慢してたら
達也がギュッて
抱きしめてくれて
涙が止まらないほど
こぼれてしまった。


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