天然水

『大丈夫？』

「何が？」

『バイト大変なの？』


「心配してくれるんだ」

『ご飯はちゃんと食べないとだめだよ？』

「ひめだって食べなよ？体重軽すぎだし！」


『そうじゃなくて、私はちゃんと食べてるから大丈夫なの！うざいかもしれないけど心配だよ‥？』


「今さ、バイト先で大変なことになってるんだ。俺は直接関係ないけど‥ 家帰っても何もする気になれなくてさ？」


『そっかぁー』

「暗い顔するなって。
ひめと一緒にいたら何か安心する。」


それから私は少し早めに学校へ行った。

雅紀は毎朝コンビニのご飯を持ってきたり食堂で買ったりしていた。

食堂のご飯は大丈夫だけどコンビニのお弁当は体に悪いよね‥

そんな日がずっと続いた。