天然水

『観察?ひまそうにしてたからー』

「ひめもやらしいことするんだー」


『やらしいことなんてしてないし!』

「隠れて見てたじゃん」

『それは…

それよりさ、一緒に自由行動しない?』

「ラブホ巡りすんの?」

『しません!菜智もいるし!雅紀の友達と4人で自由行動しよーって菜智が言ってたよ?』


「ふーん」

『ふーんって…
だめ?菜智、楽しみにしてるんだよねー』


「いいよ!」

『本当?!』

「そんなに嬉しい?」


『ちが‥』


「俺は、ひめと2人でもいいんだけどね?」

え…

「俺さー 今日1限から授業受けろって先生に言われたんだ~」


『じゃ、もう戻ろっか!』

「一緒に行く?」

『うん!』

だめだ…

雅紀のこと気になるよ。

好きにならないようになんてできない。

雅紀のこと好きだよ。



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