天然水

「どうして好きになったらだめだって思うの?」

『友達だからかな?
雅紀にとって
私は友達だからさ、
その線をこえてしまって
雅紀に好きって
伝えてしまうと
もう今みたいに仲良く
できないんじゃないかって思うの…』


「そう思うのはさ、
ひめだけじゃないと思うよ?
恋してる子みんながそう思って悩んで、
でも付き合ってほしいから友達の状態を捨てて告白するんじゃん?」



『うーん』

「とにかく!
好きでいいと思うよ!
想うのは自由だしね?
まだ卒業まで時間あるじゃん!
しかもひめら大学も一緒だし、どんどんアピっちゃえ!」


『アピっちゃえって…』

「ひめならできる!
それよりも、明日から髪いじらせてね!
ひめに似合いそうな髪型勉強してきたんだ!」

『いいよ!』

「楽しみにしててね!」

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