天然水

え…?!

『好きな人いるの?』

「ひめには言わない。」

『え?何でよ!』


「いいじゃん!
それよりさ、肝試しさぼるんだろ?みんなが帰ってくるまで何しとく?」

『うーん 考えとく!』

「もう飯みたいだぜ?
食堂行こ!」

『もうそんな時間かー』


「ご飯食べ終わったらみんな外に出てねー」


実行委員の子らが言った。

菜智と祐希クンは楽しそうに外へ行ったけど

私と雅紀はみんなにバレないように部屋に戻った。

『何する?』

「庭行ったことある?」

『行ったことない!』

「行ってみよー」

庭に行くことになった。

「永遠って信じる?」


『いきなりどうしたの?
雅紀がそんなこと言うなんて珍しいね?』

「ちょっとさ?」


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