天然水

あれからしばらく経ち

長く感じていた冬休みも残りは明日だけ。

あれからほぼ毎日バイトして、
雅紀の家に行ってご飯を作り家に帰る。

そんな日々の繰り返し。

雅紀は相変わらず毎日バイトで帰って来るのが遅かった。

菜智とはバイト先で会うぐらいで雅紀の話はしなくなったけど今まで通り仲良くしてる。



祐希クンとは正月以来
会ってない。

雅紀も祐希クンと会ってないみたいだしね…

何してるんだろな。


学校が始まれば、またみんなで楽しく遊べるのだろうか‥

何かね、香水の匂いに気づいてからずっと苦しいよ。

ずっと考えてしまう。

こうやって悩んでいる間も女の人を抱いてるのかもしれない。


考えなければよかった。

そんな後悔の気持ちでいっぱいになってしまう。


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