天然水

本当の恋ってこんな感じなのかな?


本気で誰かを好きになると毎日が楽しくてキラキラ輝くんだと思ってた。


なのに今、辛いよ。

それでも雅紀の笑った顔を見るとドキドキしてしまう。


「杉本さん、もう時間だから上がっていいよ。」

店長の声で気がついた。

バイト中まで雅紀のこと考えてるなんてね‥

『お疲れさまでーす』


家に帰り今日も雅紀の家へ行った。

今日もいない‥


はあー

ため息が出てしまう。

もういいんだけどね?

あんなバイトなんてしてほしくないけど、

雅紀の生活がかかってるんだもんね。


彼女じゃない私が悩んだって意味ないし‥


そう思いながら
部屋を片づけた。

最近…
日に日に煙草の量が増えてる気がする。

雅紀、バイトしんどいのかな?

トラブってるって言ってたし…


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