天然水
「振り向いてくれないのわかってたのに‥
だから2組の子から話を聞いたときあんたが羨ましかった。」
そう言い姫島サンは泣いた
『私、雅紀がいなくなってから今まで友達すら辛いなんて言わずに我慢してたの‥
辛いなんて言っちゃったら涙止まらなくなるの
わかってたのに…っ
姫島サンのせいで今、言っちゃったじゃん…』
何言ってんのか自分でもわからないよ‥
雅紀に会いたくて
でも会えなくて
辛いの…
もう泣きそうだよ…
「ごめん‥」
そう言い姫島サンは教室へ戻って行った。
チャイムが鳴ったけど
教室に戻る気分になれなかったから
しばらく別館にいることにした。
頭の中真っ白だよ‥
はあー
あの子とはもう関わりたくないよ‥
「ひーめっ
ここにいると思った!」