天然水

「ホワイトデー期待してるからね!」

菜智が楽しそうに言う。

「ガムでいい?」

「油田とかでいいよ?」
気を使わなくていいから
そう付け加えて菜智が言った。

「そんなの買えねーよ」
慌ててツッコミを入れる祐希クン。


朝からこの2人の話は
笑ってしまう。


その後はいつも通り
過ぎていき


放課後、
菜智はデートの準備で
すぐに帰って行ったし

祐希クンは女の子からバレンタインの呼び出しされてて

私はバイトだった。


今日はいつもよりもカフェの中はカップルが多かった。

いつもはOLの人とか
女の人が多いのにね。

9時までバイトでその後
家に帰りご飯を食べ
お風呂に入りいつもと
何も変わらない時間を
過ごした。

あさってからいよいよ
修了テスト…

最後のテストだから
簡単らしいけど

復習ぐらいはしとかないと最後に最悪な点をとるなんていやだしね。


< 246 / 287 >

この作品をシェア

pagetop