天然水

『勉強だけならいいよ』

「えー やだ~」


『やだ~じゃないの!
ちゃんと勉強してくれたら考える。』


「マジで?!
じゃあ頑張る!」


いやいやいや
明らか喜びすぎだから…

『今日の夜行くね?』


「学校帰りそのまま来たら?そうした方が勉強できるじゃん」

『制服だし‥』

「俺の家、乾燥機あるし
乾かせばいいじゃん!」


『仕方ないなぁー
今日だけだよ?』


「じゃあ、明日までずっと一緒だな!」


そんなに嬉しそうな顔しないでよー

なんか私が照れるし‥

『2限目もう終わるし
そろそろ教室行こ!』


「そうだな!」

一緒に教室へ行く途中で授業の終わりのチャイムが鳴った。


教室に行くと菜智が
いつもみたいに

「おかえり!」
って言ってくれた。


「雅紀が夜中に
電話かけてくるから
俺、寝不足だし‥」


祐希クンが眠そうに言う。

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