天然水

「どうせ授業中に寝てたんだろ?」

雅紀が笑いながら言う。


「寝てねーし!!」



「ウソだ~
爆睡してたじゃん!」

菜智の突っ込まれてるし

やっぱりこの4人でいると楽しいな。


「雅紀クン久しぶりだね!
祐希が寂しがってたよ」

菜智は祐希クンを指差しながら言った。


「祐希ごめんな?
俺…男に興味ないから」

「はぁ~?
寂しがってねーし!
なぁ?ひめチャン?」


『私、知らなーい。』


「ま、1番寂しがってたのはひめだけどね!」


『菜智~!余計なこと言わないでよ!』


「本当のことじゃん~」

みんなの前で
そんなこと言わなくてもいいじゃん!


「雅紀も負けないぐらいひめチャンのこと心配してたけどな?
電話でひめチャンのこと
ばっかり聞いてくるし。俺のことは‥?
って感じだったし!」


< 256 / 287 >

この作品をシェア

pagetop