天然水
愛してる
放課後、菜智が
気をつかってくれて
雅紀と2人で帰った。
そのまま雅紀の家に行くつもりだったけど、
明日のテストの分の
教科書やノートを家に取りに行くことにした。
「俺、家の前で待っとくわ。」
『入れば?
お母さん、雅紀に会いたがってたしね♪』
「じゃあ、ちょっとお邪魔しようかな!」
『ただいま~
お母さん!雅紀来たよ』
バタバタッ
お母さんがリビングから出てきた。
「おかえり~
雅紀クン元気だった?!
ひめが元気なくて心配してたのよー」
『私、部屋に行くから
リビングで話しときなよ』
そう言ってリビングを
出て部屋に行き、
今までの分のノートや
教科書を持ってリビングに戻った。
『お待たせ!お母さん、
今日、雅紀の家に泊まるね?』
「事情は雅紀クンから聞いたわ。
いってらっしゃい!」