天然水
ピピッ ピピッ ピピッ
聞き慣れない
目覚ましの音で
目が覚めた。
横を見ると雅紀が
目を擦っていた。
『おはよ!』
「おはよー 」
『目覚まし鳴るの
早くない?』
「んー‥」
「もう朝?」
『そうだよっ』
「チューしてくれたら
起きる」
『朝からなに言ってんの』
「いいじゃんっ」
『可愛く言ってもだめ』
「いや?」
『そうじゃなくて
恥ずかしいじゃん…』
チュッ
ほっぺたに優しく
キスされた。