天然水

「俺らも帰ろっか!」


『うん!』

手を繋いで帰った。

『晩ご飯どうする?』


「今日は遅いしいいよ」

『家、来る?』

「いいの?」

『時間遅いし‥
泊まれば‥?』

「ひめ、誘ってる?」


顔が赤くなるのがわかった。

でもね、
だってボーリングであんな
かっこいいところ
見せられたら
離れたくなくなるじゃん


『まだ一緒にいたいの』


「赤い顔して可愛いこと
言うなよ。せっかくの
ひめからの誘いだし、
泊まろうかな♪」


誘ってなんかない…っ


『ただいま~
お母さん、雅紀来たよ』


「あら、いらっしゃい!
ご飯食べる?」


『今日、雅紀泊まることになったから!』

「わかったわ~」


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