天然水
『うーん
よくわかんない!
普通の人って感じ?』

「ひめの感想、微妙ー
そんなんじゃ
上島クンのこと
わからないし!」


『知る必要ないでしょ!
彼氏いるじゃんー』

「そうだったね~!
そろそろ
髪洗っておいで!
タオルお風呂場に
置いてるし!」


髪を洗って乾かすと
きれいな黒色に
なっていた。

不自然じゃなく、
ムラもない。

『ありがとう!』

「いいよ~
合格決まったら
また染めてあげるから
いつでもおいで!」

『ありがとう~
また明日、学校でね!』


菜智は笑顔で
手を振って
見送ってくれた。

次の日も
1日はすぐに
過ぎていった。

適当に授業を受けて
休憩時間は菜智と喋り
放課後は面接の練習。


進路指導室を
出ようとした時、


「明日は先生、
出張に行くことに
なったから2人で
練習してくれ!

すまんなあ~
お前らは大丈夫だ!

明日はここで
過去問をやってもいいし
好きなようにしろ。」

そう言って帰って行った
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