天然水
なんて奴だ。

「アイツは彼女じゃない
聞いてたと思うけど
ただの欲求不満解消の
相手だし。」


『おかしくない?』


言ってしまった…

絶対にややこしいことに
なるよ…


「何が?」


『好きでもない子と
そんなことして、
あの子、上島クンのこと
好きなんでしょ?
ヤるだけとか
傷つけるに
決まってるよ!』


「相手が
承知してるんだから
別にいいじゃん。
学校にそうゆうが
奴いると
楽しいんだよね」


いつか街で
上島クンを見かけた時の
ことを思い出した。


『私、見たよ?
前に年上の女の人と
街で歩いてたの。
あれもそうなの?』


「あはッ
それもばれてたんだ、

あれはバイトだよ。

バカだよね、
夫も子どももいるし
金だってあるのに
俺に金渡してまで
ヤりたいなんて。」

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