天然水
3階へ行くと
屋上へのドアの前に
上島クンが座っていた。


「おいで。」


そう言って手招きされた

指輪さえとられて
なかったらこんなことに
ならなかったのに‥


そう思いながら
横に座る。


『なんの用?』


「ひめちゃん
冷たいね?

キスし合った仲じゃん」

『何で私の名前知ってるの?』


「ファンだから」


意味わかんない‥


「今日からひめって
呼ぶから俺のこと
雅紀って呼んでね?」
< 53 / 287 >

この作品をシェア

pagetop