天然水
『前に会った女の子
誘えばいいじゃん!』
「あいつはだーめ。
もう切るつもりだしね。
俺は好きでもないやつに
干渉されたくないの。
今日から毎日だよ?
来なかったら
指輪捨てるからな!」
そう言って
彼はどこかへ
行ってしまった。
何が目的なんだろう?
なんで授業さぼらなきゃ
いけないのよ。
何、あいつ!!
自己中すぎッ
あ~ もう最悪だよ。
もうすぐ達也が
帰ってくるのに‥
教室に戻ると、
菜智が待っていた。
「今日は遅いじゃん!
いきなりさぼりかと
思ったよ~
さぼる時は菜智にも
言ってよね!」
『今日はちょっとね?』
「何かあった?」
菜智に相談しようかな‥
でも、言えない。