天然水
『ってかいい加減に
これ止めようよ。
そんなことしなくても
逃げないからさ。』


ずっと抱きしめられた
状態はさすがに
まずい。


キーンコーン カーンコーン


『あ、1限終わった!
私、先に戻るね?』


「おう、明日も来いよ」


教室に行くことにした。


きっと菜智も
心配してるだろう。

ケータイを開くと
菜智からメールが
きてた。

電話もかけて
くれたみたい。


返信はせずに
教室に行くことにした。

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