天然水
雅紀は家まで
送ってくれた。


『ここが私の家だよ。』


「ここ? 本当に
俺の家から近いじゃん!
歩いて5分ぐらい?」

『5分?10分ぐらい
じゃない?』


「俺は男だから
5分ぐらいで帰れるよ」


『こけないように
気をつけて帰ってね?』


「こけねーよ‥



ひめ、」



『なに?』



チュッ



軽くキスされた?



本当に一瞬のことだった



ふわっと

雅紀の匂いがした。



「ごめん、また来週!」


そう言って

雅紀は帰っていった。
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