天然水
『別れてほしい。』


別れてほしいなんて
いきなりすぎるけど、
他に言葉が
思いつかなかった。


「そっかー‥」


そう言いベンチに
座っていた
達也は立ち上がった。


「姫奈が来たときから
何となくわかってたよ。

実習に行かずに
ここにいれば
別れずに
すんだのかな。」



『わからない‥』


「でも、俺たちは
別れる運命
だったんだよ。
きっと、」


『え‥?』
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