天然水
『ごめん…』

「謝るなって。」


そう言って、達也は
頭を撫でてくれた。


「俺は今まで姫奈と
一緒にいれただけで
幸せだよ。

早くいいやつが
見つかるといいな!」


『ありがとう。』


「いいよ。
もう俺帰るわ
じゃあな?」


『うん…』


初めてかもしれない。

達也が泣いていた。


私、傷つけたんだね。
< 98 / 287 >

この作品をシェア

pagetop