重ね合わせる手





今はないよ、そんな幸運。
もう雪兎とは会えないよ。


「ゆき、おとなしくしていたようだね」



私は屈しないし負けない。
何も言わず強く睨みつけた。




「残念だなあ、彼と仲良く出来なくて。さて、お仕置きが必要だねえ。ん?あいつとヤったんだろ?思いっ切り痛くしてやろうじゃないか」







神様、助けて。
もう死んでもいいから…だから雪兎に会いたい。
雪兎の笑顔が見たい。





ねえ、雪兎。



貴方は今何をしてますか?



今何を想ってますか?






…私を愛してますか?



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