心霊スポット取材班
―16:00―
3人は①番チーム達と別れて35階の編集室に着いた。
「失礼します!」
満がドアを開け、中に入って行った。
「江川さんいますか?」
「いますよ、呼んできますね!」
女性の人が奥の部屋へと入って行った。
「はぃ」
しばらくすると、奥の部屋から江川が出て来た。
「お待たせ、行って来たのかね?」
江川は来るなり聞いてきた。
「はぃ!それが‥心霊スポットとかじゃないん…ですけど‥」
光輝が心配しながら、聞いた。
「どれどれ、見てみようではないか」
「はぃ‥これなんですけど‥」
満はレポート用紙を江川に渡した。
「‥あの、今回はデジタルカメラは使わなかったのですけど、いいですか?」
敏也は恐る恐る聞いてみた。
「大丈夫ですよ、デジタルカメラで撮る決まりはないから!個人の自由、自由」
江川は笑顔でそう言ってくれて、敏也は少しホッとしていた。