心霊スポット取材班

「もしもし!武だけど」

あきがでた瞬間に大きい声を出してしまった。


「どうしたの?こんな時間に‥」

あきは、ベッドの上で横になりながら話している。


「解けたんだ!謎が!」

武は張り上げた声を出した。


「‥‥‥!謎?」

あきは寝ていたせいか、何の事かさっぱり分からなかった。


「例のローマ字だよ!」

武が必死に伝えている。


「えっ!!!!‥‥ぃた!‥」

ようやく理解できたあきは、ビックリしてベッドから落ちた。


「それでどういう意味だったの?」

落ちたにもかかわらず、あきは携帯電話を耳に宛て、話し続けた。

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