心霊スポット取材班
「それで、話し掛けても目を閉じていて…まるで…植物人間みたいに…」
「植物…人間…」
武が繰り返した。
「私…そろそろ帰りますね…」
夏紀がそう言いながら椅子から立ち上がった。
「あっ‥ありがとね」
あきがお礼を言ったら、夏紀が小さく頷いてお店から出ていった。
「ふぅ…なんだか…相当、ショックだったんだな」
武がまだ残っていた、ケーキを口にした。
3人は、喫茶店を出て会社に戻る事にした。