心霊スポット取材班

そこには、ページ全体に乾ききった真っ赤に染められた液体が垂れていた。


「おぃ…なんなんだ‥よこれ…」


光輝がデスクから少し離れた場所から見ている。


「‥血じゃないよね?」

満が自分の勘が間違いであって欲しいと願いながら聞いた。



「まさか………」


敏也が本に近寄り、次のページをめくった。


―――――――――――
河野美恵は俺が殺した。

木下真理×

―――――――――――
「…これって、殺人犯じゃ…」

満がデスクに戻り椅子に座った。


「まさか…大変な事になるぞ!」


敏也が言ったが、その時光輝は①番チームにこれなら勝てると心の中で思っていた。

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