心霊スポット取材班

光輝は屋根からストラップが垂れている場所へと移動して行った。


「やっぱり…携帯だったよ!」

光輝は携帯電話を取り、屋根から2人を見下ろした。


「気をつけて、降りてこいよ!」


敏也が言った。


光輝は簡単に降りて来て携帯電話を2人に見せた。


「汚い携帯だな…」

大部分が汚れて、画面は割れていた。

「3年前だしな…」

満が携帯電話を手に取り、さすがに電源を押しても反応しなかった。


「明日、携帯ショップに行って保存してあるデータが見られるか聞きに行こうぜ!」


敏也が言うと、2人は了解した。

とりあえず、壊れた携帯電話は満が保管する事に決まり、それぞれ家でレポート用紙に今までの事やこれからの事をまとめる事にして、今日は解散した。

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