心霊スポット取材班
「おはよう!」
武は東邦新聞社の入口で先に待っていた、あきと美奈に声をかけた。
「おはよう~」
美奈とあきは武が来るのかを待っていた。
「行きますか!」
武は腕時計を見て時刻を確認した。
「うん!」
あきが手帳に記録していた。
―8:00― 出発
3人は電車に乗り、坂居駅で降りた。
「懐かしい~なぁ!」
何年かぶりに戻ってきた武は、何にも変わってない町並みに嬉しさが込み上げてきた。
「ここが、宮木町ね!」
あきが、駅から降りるなり周りを見渡している。
「なんか‥静かな町だね~」
さっそく美奈は、デジタルカメラで写真を撮っていた。