心霊スポット取材班
「………ぅっ…」
光輝はあらゆる力を指先に集中させた。
「もぅ‥ちょい………取れたぞ!」
光輝はやっとの思いで一冊の本を取りだし、本の見出しをみた。
それは、あまりにも‥グロテスクな‥題名が書かれていた。
【死者が蘇る場所へ】
「……なんか…気味悪い…なぁ…」
光輝は本を持ちながら、起き上がり本を満に渡した。
「すげぃじゃん!!よく見付けたなぁ?満!」
敏也は満の肩を叩いた。
「敏也が本を落としたお陰だよ!」
満が笑いながら、棚の1番した(床に面していた)、本が目に入ったがかなり奥に本が立ててあったのには意外だった。
3人は、一カ所に集まりその本を広げてみた。
「……………」
言葉が出なかった。