心霊スポット取材班
「それから、三日くらい経った時に‥薫の様子が変な事に気が付いたのよ‥」
おばさんは話し方に悲しみが込められていた。
「変な事って?‥」
敏也が遠慮なく聞いた。
「薫が先生はまだ生きてるって言い出すのよ‥私は訳が解らなくて、」
「‥‥‥生きてる?」
満が聞き返した。
「そうなのよ‥それから様子が悪くなって‥こっちに引越して来たのよ、今は精神病院にいるわ‥さっきはごめんね‥寝てるっていって‥」
おばさんは申し訳なさそうに謝った。
「ぃぇ‥ぃぇ‥事情も知らずに勝手な事してすみませんでした‥」
満は頭を下げた。光輝と敏也も一緒に謝った。