HAPPY!!
「やっぱりシュプールが」
「だから」
(うーん、全く分かんね。)
夏帆ちゃんと樹と木内が話しているのを、傍らで聞いている私。
「私初心者だし、スキーへたくそだから、何言ってるのか分かんないんだけど。」
「何言ってんだよ、初心者は初心者なりに頑張ってるところがカッコいいんじゃないか!上級者だけがカッコいいなんて思い込みだぞ。」
何一人で盛り上がってんだ、馬鹿かお前。
「いや、初心者がカッコ悪いなんて一言も言ってないから。」
そうしらっと言うと、
「あれ?そうだっけ?」
と焦る木内。
「だって、お前さあ、運動神経いいからさ、先生の真似になってるぞ。」
「だめなの?」
上手い人の真似することが何か悪いなのだろうか。
「スピードが出すぎなんだよ。こういう風にさ、足をハの字に、ってオレがせっかくやってやってるんだから、一緒にやれよ、バカ!」
「あ、ごめん。」
「せいら、そんな話に乗らなくても・・・・。」
夏帆が止めるが、声が小さくて聞こえなかったらしい。
「だから」
(うーん、全く分かんね。)
夏帆ちゃんと樹と木内が話しているのを、傍らで聞いている私。
「私初心者だし、スキーへたくそだから、何言ってるのか分かんないんだけど。」
「何言ってんだよ、初心者は初心者なりに頑張ってるところがカッコいいんじゃないか!上級者だけがカッコいいなんて思い込みだぞ。」
何一人で盛り上がってんだ、馬鹿かお前。
「いや、初心者がカッコ悪いなんて一言も言ってないから。」
そうしらっと言うと、
「あれ?そうだっけ?」
と焦る木内。
「だって、お前さあ、運動神経いいからさ、先生の真似になってるぞ。」
「だめなの?」
上手い人の真似することが何か悪いなのだろうか。
「スピードが出すぎなんだよ。こういう風にさ、足をハの字に、ってオレがせっかくやってやってるんだから、一緒にやれよ、バカ!」
「あ、ごめん。」
「せいら、そんな話に乗らなくても・・・・。」
夏帆が止めるが、声が小さくて聞こえなかったらしい。